シロップのペット向けSNS「Honey」にCAVが出資
そういえばCAVは以前にもペット関連サービスに出資してましたね。
これで目にしたニュースだけで2つ目のペット関連サービスへの投資です。
ちなみに海外のペット向けサービスの有名どころだと
DogVacay(http://dogvacay.com/)がペット版Airbnbを目指すとしているし、
イスラエルのDOGGIZ(http://jp.techcrunch.com/2015/07/21/dogiz-raise-100k-from-samurai-incubate/)はサムライインキュベートから調達し、年内には日本版のリリースも視野に入れているらしい。
今回はタイトルにある通りシロップ社のHoneyをとりあげる。
・ペット市場規模について
まずペット市場自体は、1.1兆円と巨大であり、4年ぶりに昨年対比で+となっているようだ。
内訳を見ると、ペットフードとトリマーなどのサービス関連が8割くらいを占める模様。
ペットフード4611億円(前年比3.4%増)、ペット用品1707億円(同0.2%減)、生体730億円(同2.7%減)、トリマーなどのサービス関連4803億円(同3.4%増)
市場としては、横ばいもしくは減少傾向ではあるがまだまだ巨大市場であり、特にサービス関連市場においては圧倒的な勝者が存在しないようにみえる。
2. ペットSNSという切り口
ペットSNSという切り口でいうと、サイバーエージェントのパシャっとマイペットが有名であるが、あくまで写真ベースのコミュニティとなっており、サービス関連情報のやりとりが行われているわけではない。
動物病院に特化した検索サイトをniftyがやっていたり飼い主同士のQAコミュニティサービスも多数存在している中で、「ロケーションベース」でのコミュニティサービスがどこまでユーザにはまるか?がポイントか。
結局媒体価値を上げるためには、ある程度のMAUが求められるため写真投稿やキュレーションなどアクセス頻度が高くなることが想定されるような要素が必要となるはず。
上記要素をいかに、ペット関連サービス情報を盛り込んでいけるかがHoneyにとってポイントとなるのではないだろうか?
3.マネタイズ(出口どうする?)問題
最後にマネタイズどうする問題だが、基本的には広告マネタイズ・送客となるだろう。
市場規模の10%を広告として、首都圏からのスタートとなることを考えると年間数億を目指すのが妥当か。
市場規模:1兆
広告:1,000億。うち首都圏に限定すると500億程度と想定しその中で50%程度のシェアを奪取。
ただしCGMモデルゆえに爆発力をもったユーザ獲得は難しそう。
地道にやっていくことになるだろう。