問題を定義する能力と問題を解決する能力の違い
20年後には人間の仕事の大半が機会に奪われるようです。どういうキャリアを描いていくかというのは個人的に全く興味はないのですが、最近考えていることを書いてみます。
問題を定義できる人は強い
事業を創り出し、成長させていくステップは程度の差はあれこういう感じになっているのではなかろうか。
まずは世の中に対して問題定義を行うところから始まる。これを行うことができる人が
起業家であり、事業会社でいうところの事業責任者ではなかろうか。
この真似事をやってみたことはあるけれど、スケールの大きな規模で問題定義を出来る力はなかった気がする。またこれが出来る人が偉いというわけではなく、向き不向きはある。
また最近はwebで完結できる問題ではなくリアル産業の課題をインターネットで解決していくことが求められる時代になってきていることもあり、難易度は上がっているという理解をしている。
それぞれのフェーズ・分野において問題を解決するだけの人はちょっと辛い
やはりそれぞれの領域ごとに、問題を定義することができる人間は強い。
起業家まではいかなくとも、リーダーシップを発揮するための最低条件と言える。問題を定義できない人間にリーダーシップを発揮するのは結構しんどいはずだ。
またその一方で、どの段階、どの領域においても提示された問題の解決だけをやり続ける人は、今後は少し辛いかもしれない。
(上の図の白い部分)
どうやって問題を定義していこうか?
仮説思考によるPDCA以外にないと思っている。
様々な事象から仮説を導き出しそれら仮説の中から「確からしいもの」から順に
実行し、推進していく中で本当の問題を定義していく。
もしかすると仮説構築力こそが問題定義力と言い換えてもいいのかもしれない。
どの業界/どの職種でもこの基本は適用可能だと信じて頑張っていきたい。