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抽象度の高いお題への耐性

#久しぶりに文章にして残しておく。
 
レイヤが上がっていくに従って求められるものとして「抽象度の高いお題に対して結果を残すこと」があげられる。
基本的にレイヤが下がれば下がるほど、解くべきお題は具体になってくる。(ハズ)
上位レイヤが要素分解し、判断基準を提示し、やるべきことを明確にしてくれているので、下には具体性を増したお題が振ってくる。
 

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採用要件も、期待するレイヤがあがれば上がるほどに採用候補者に伝えるミッションの抽象度は上がり、逆に言うと与えられるミッションの抽象度が高ければ高いほど求められるものもあがる。

 

どうしたら抽象度の高いお題に対して対峙できるようになるのか?

 

当然一足飛びには難しい。
 
抽象度の高いお題に対峙するには、
 
①要素分解した上で課題を明確に定義できる能力 (P)
②その課題へのアプローチを精度高く素早く実行できる能力(DCA)
 
の2点が必要になる。
 
ということは、どんな小さな場所でもどんな小さな仕事でもいいので
課題定義→仮説構築→実行→検証のプロセスを踏んだ経験が必要不可欠な気がする。
(=踏めるような組織にいるか?も含めて)
 
上記のプロセスの過程には大小問わず必ず「何かを自分で決める」というステップが入るので
言い換えれば必要になるのは"決断経験の有無 “かもしれない。
いかに多くの決断を行っていかに多くの失敗をしてきたか?が問われるためいかに決断経験を増やすか?が抽象度の高いお題に対峙するために検討するべき事項だと思う。
 
また、将来的に、部下へは抽象度の高いお題に対峙することを期待するわけで、
「許容できるリスクのギリギリで決断する権限を渡すこと」も意識しなければならない。
組織として決断経験・失敗経験を蓄積することが、結果として将来訪れる転換期に素晴らしい解決策を提示する人材を育てることにもつながるハズ。

 

いじょう