要注目！医療系スタートアップのエストコーポレーション
少し古いですが以下のニュースをみて思わず反応。
調達先も次元を超える起業家集団であるじげんが入っており面白い。
おそらくエストコーポレーションの名前を初めて聞く人が多いと思われるので簡単に解説と今後について予想してみる。
1. 創業のタイミング
・私の考える「筋のいい」スタートアップの条件の一つに業界の構造的な変化がもたらすマクロトレンドにしっかりのっているか？があるが、大きな変化のタイミングで医療業界に飛び込んだ清水社長の判断は素晴らしい。
今では契約医療期間も右肩上がりで増えており、その土台を生かした新規サービスも複数生まれている。
(estコーポレーションのホームページより引用)
2. 展開事業
またこちらのサービスも非常に将来性を感じる。
similarベースで見ると、まだまだMAUは10万足らずというところか。
正直利用者目線でいくと、「ポータルから病院検索し口コミを見る」というシーンは若年層の歯医者か、引っ越したての内科耳鼻科検索くらいしか思いつかない。
かつ1度利用してよかったらこのポータルにはやってこないという懸念がある中で
どう利用者を増やしていくのかという課題はあるものの、
大きいのは国内に20万はあるといわれている病院・診療所をカバーしているという点。
国内のコンビニ店舗数が5万と言われており、その４倍ほどの拠点を抑えられる可能性があるというのは非常に大きい。
サービス自体はまだまだ改善余地はありそうだが、この事業のポテンシャルは大きい。もちろん高齢化社会という日本の長期トレンドをみても、この拠点を生かしてビジネスを行いたい事業者は山ほどいるだろう。
利用者にとって有効なサービスに育てていくのはもちろん、
医療現場と教育現場のITリテラシの低さは有名なので、こういったサービスがどんどん現場のITリテラシーをあげていってほしい。
3. ユニークな制度
ここは軽く。
ユニークな評価制度や仲の良さそうな社風で、メディアに多数掲載されている印象がある。初めて知ったのも日経かなんかだった気が。
最後にじげんから資本を入れたことで
医療分野に次元を超えた集団がやってくることになると思うが、両社のシナジーはどのようなものがあるのか？という点については明日予想してみようと思う。
