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レアジョブの今。

海外(主にフィリピン)の大学生を講師とすることで、講師にかかる人件費を抑えて成長させていくモデルをとっているレアジョブ。(いわゆるオンライン英会話。Skype英会話という単語をメジャーにした印象)

 

市場規模は2013年と少し古いが以下。

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www.rarejob.com

前期決算赤字でのマザーズ上場で一瞬話題になった記憶があるが、直近決算はどうか。

2014年通期実績は以下の通り。

 

2014年通期実績

・売上:16億9千万円

・営業利益:1億3千万円

・営利率:7.8%

きになるのはフィリピン人講師を含む売上原価がどの程度なのか?(低いはず)という点であるが、通期での売上原価の数字はわからず。ただ大々的にCMを打たずに営利が8%ということは、ビジネスモデル(有料会員ストック)おそらく売上総利益率は60%だと想定される。

意外と売上原価がかかっている印象。だが、当然英会話教室に比べると原価は相当安い。

 

で、直近の決算である。

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営業利益が200%成長し、通期計画も問題なく達成しそう。

売上原価・広告宣伝費を抑えたことが寄与したとのことだが、春の入会キャンペーン等で値下げしていることから通期の目標は据え置きとのこと。

 

会員数25万の有料課金ユーザが10%とすると、ざっくりとARPUは50,000円。月でみると4,200円となりほぼ月8回プランと同じ。メインユーザはここなんだろう。

 

単純比較はできないが、e-laerning市場の30%ほどをレアジョブがとってるというのは

すごいことだ。

今後は

・コース制 (TOEICなど)

・カジュアルラーニング

などを強化していくようだが、前者は比較的短期なのが心配で、後者は課金できたとしても単価が低そうなのが心配。

企業向けのプランなどの方が筋が良さそう。だがそれも足が長そう。

また、最近マスCMで爆撃しているDMM英会話もひたひたと迫っている(少なくともGoogleTrend上は)ため有料会員の伸びが鈍化しないかも心配。

 

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レアジョブよりは当然DMMの方がお金はあるのでこのままのペースでCM投下されると

講師の質や料金体系で相当な差がない限りは厳しいかなーという印象。

今後どうなっていくか。(料金体系も似てるし、明確な差別化ポイントが見当たらない)