BUYMAはまだまだ成長余力十分
BUYMA(http://www.buyma.com)は、主に海外在住者が出品し、日本国内のユーザが購入するファッションCtoCサービス。2週間ほど前に決算が出ていたのでみてみよう。
まずは主要数字は、好調そのもの。爆発前という感じ。
取扱高:206.8億 (前年同期比120%)
売上:22.8億 (同 125.4%)
営業利益:11.9億 (同 150%)
パーソナルショッパー :6.5万人 (同 123%)
会員数も200万を超えており、中でも営業利益率はついに50%を超えた。
また、ARPU(アクティブ会員の年間購入金額)も中期目標の4万円台に回復したとのこと。
2014期はテストマーケティングとして地方中心にCMを打っており、マスで獲得したユーザのアクティブ率、その後のARPUともに下がることがなかったということで、今後は本格的に認知の拡大に乗り出す模様。
ZOZOの年間購入者が200万、ARPUが4.3万。まだまだBUYMAには成長余力はある。
エニグモによると、ターゲットユーザは女性のみで1,000万とのこと。
それを説明するスライドがわかりやすかった。
これを鵜呑みにするわけではないが、やはりまだまだ成長余力は十分。(2回目)
先日発表されたロケットベンチャーの買収
もこのタイミングだから決断できたんだろうなと納得。
600万MAUのメディアに成長している模様。ただしユーザがメディアと捉えているかは微妙。おそらく指名トラフィックは少ないと想定される。
これまでのSEO・アドテクで獲得してきた目的買いの顧客とは別に、 2016年12月に3000万人の訪問数を目標としている女性向けメディア(4meee!/4yuuu!)と連携し、1,000万人へのリーチを目指す
とあるが、トラフィックの質という観点でここには若干の疑問符。
Similarwebでみてもサーチ経由が50%近い。まだまだメディアとしては認知されていないのではないか。
今後は下の「API連携」という得体の知れない連携が鍵となりそう。。
この図からは全然何もわからなかった。
とはいえ、2015年はTVCM等でBUYMAを見る機会が増えるだろう。
全国レベルのマス流入があったときにどのように数字が変化するのか、見守りたい。
先輩が取締役をしている会社なので全力応援したいと思う。
※ちなみにARPU施策は割と当たり前のことを当たり前にやる系だったので割愛。
(興味があれば決算短信 | 株式会社エニグモから)