蘇ったmixi。次の一手は?
mixi界隈が賑やかである。
少し前のMUSE&Coを17億での買収劇。
モンストの成功により、うなるほど現預金があり一本のゲームによらない事業形態を目指したいのだろう。(2014年12月時点で400億ほどの現預金を保有)
ミューズコーは発表を見る限り
60万を超える会員と2014年3月期の売上が7.96億円。営業損失が3.8億
とのこと。累損ベースがいくらなのかは不明だが、この事業形態だと営業利益はいいところ20%程度と想定され、とても17億のバリュエーションがつくとは思えない。
また本業(ここではSNSのmixi)とのシナジーという観点でも不明である。過去にmixiモールを運営し、大コケしており、ECとの親和性はほとんどないことは証明されている。
経営陣が相当優秀だったのか。事業単体の買収というより、何か次の一手を見据えたものだったのか。
と、ミューズコーでもお腹いっぱいのところに
チケットプラットフォームのフンザを今度は115億で買収。(全株式取得)
なにやら巨大なプラットフォーム構想があるような気がしてならない。
このスライドとともに、人員募集シェア(しかも若手外コン人材)がSNSにあがっていたりするし。次回決算発表を待ちたい。
最後にフンザの業績を見る。
2014年2月の売上は900万。2015年2月は5億の売上に1億の営業利益を見込む
しっかりと伸びている。チケットCtoCでは他にはチケットストリート|簡単・安心のチケット売買があるが、手数料ビジネスだけで営業利益1億はすごい。
何か他のマネタイズ手段を儲けているのだろうか。(有料会員など)
マッチングである程度の規模を出してこの額での買収劇。
いい時代だ、今はほんとに。